火傷には種類があります。熱湯、油などによるものは通常熱傷。化学薬品などの強い酸が原因のものは化学熱傷。電流になどが原因の場合は電気熱傷。
湯たんぽなどに長時間触れることで起こる低温熱傷などを含め他にも存在しています。そのまま放置してしまうと跡が残るだけでなく、回復具合にも変化を及ぼします。軽症や中症の場合であれば、水道水などで患部を当てることが大切です。痛みが落ち着くまで冷やしましょう。
流水を直接、患部に勢いよくかけてしまうと皮膚が剥がれたり、痛みを感じやすくなるので注意してください。氷水などは皮膚が冷えすぎて、凍傷を起こす可能性があるので控えましょう。注意点は衣服の下を火傷した時に無理に脱が無いようにする事です。皮膚が衣服に貼りついている恐れもありますので、無理に脱ぐことで皮膚が剥がれてしまう可能性があります。
慌ててしまいがちですが冷静さを保つことが重要です。水疱ができた場合は、絶対潰してはいけません。水疱に溜まっている浸出液は傷の治りを早める成分が含まれていますので、水水疱が破れてしまうと痛みが出るだけでなく、雑菌が入り化膿したりして、治りが遅くなるだけでなく跡が残る可能性が高くなります。広範囲に及び重度の火傷の場合にはすぐに病院へ行くことが大切なので、誰も人がいない場合には救急車を呼ぶ事が大切です。
救急車が到着するまでの間の応急処置方法としては清潔なタオルなどで覆ってやさしく水を掛けます。この際も衣服は無理に脱がさないようにしましょう。軽い火傷の場合に限り、ドラッグストアなどで販売されている軟膏剤を1、2週間塗ることで痛みを抑えたり、跡を残さないために利用すると良いです。中症や重度であれば、逆効果になる恐れがありますので絶対使用しないでください。