脱毛の治療法として、自毛植毛という方法があり、自分の毛根を移植するものとなります。自毛植毛の手術を受けられるクリニックは、全国の様々な地域で開業していますので、身近な存在となっています。自毛植毛の種類にはFUT法とFUE法の2つの術式があり、FUT法の場合にはメスを使用して皮膚ごと切り取ることで、ドナーの毛根を採取するために、一定期間にわたって傷跡が残ります。FUE法の術式の場合には、メスを使用しないために傷跡が残りにくい特徴があって、体への負担もFUT法と比較したときに軽くなります。
一定期間を経過すれば、傷跡が目立たなくなりますので、その間工夫をしておくことで、その後の生活は問題なく過ごせます。自毛植毛では移植した髪の毛が残り続けるわけではなく、一度抜け落ちてから、再び生えてくるまで待つ必要があります。見た目の印象として満足できるようになるまでは、クリニックで手術を受けてから半年ほどの期間がかかります。クリニックごとに採用されている術式が異なりますので、自分が手術を受けようと検討しているクリニックで、希望している術式による手術が可能なのかどうか事前に確認しておく必要があります。
多くの自毛植毛の手術を行っているクリニックでは、カウンセリングを受けてから手術を受ける流れとなりますので、カウンセリングの段階で気になる点について質問しておくことが大切です。自毛植毛の手術は高い費用がかかることが十分に考えられますので、費用についても質問して聞いておいたほうが良いと言えるでしょう。