国民病とも言われる「がん」ですが、2人に1人が患い、がんで死亡する人の割合は3人に1人と言われています。一昔前は、がんを患うと死ぬ人の割合が非常に高かったものの、現在は、医療の発達で早期発見、早期治療で治せるがんが多くなりました。また、年齢とともにがんにかかる可能性は高まりますが、現在は若い人でもその確率は消して高くありません。特に、働き盛りの女性に増えているのが、乳癌や子宮がんです。
女性特有の病気は、がん検診で早期発見し、より確実に治すことができます。がん検診による、がんの早期発見での5年生存率は、その他の発見によるものよりも高くなっています。また、現在がん検診が推奨されており、あらゆる場所でがん検診を呼び掛けているものの受診率が上がらないというのも現状です。経済的理由や、時間が取れないことや、健康に自信がある等という理由が多数を占めているのですが、発見が遅くなると、働くことも、家族と過ごすこともできません。
また、経済的にも膨大な費用を要します。それだけでなく、命を失うこともあります。健康は、生きていく上で何よりの財産です。市町村でも、検診の費用を補助しているところもあり、多くの人が受診できるような政策も行われています。
がん検診は、受ける意思さえあれば受けられるものです。家族との生活のため、自分自身のためにも、検診を受けて健康的で安心した社会生活を営むことをお薦めします。あなたの意思で命を守りましょう。